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旅人かえれず - 田中恭平

2016/02/21 (Sun) 08:35:27

 
 
夜のうち、船で運ばれた太陽は
今朝昇る
旅人かえれず
陽の中に、旅人を見つめつづける

語りたい旅人はとおく
そもそも旅人の何も知らない
梅の花、滴に光る

庭は自動であった
女性のように勝手
うつくしくなった
庭は自動
カラクリの
梅の花、滴に光る


旅人はすべての孤独なあなた
すべての正解
すべての弁解
すべての金貨
さらさらとすべては落ちていく
オーケアシス

オーケアシスの砂浜に
辿りついた瓶の中より
手紙をぬいてひろげ読めば

「営みが足首を握っている!!」

芭蕉
の樹のもと
ゼウスはいぶかしげ
ゼウスは泣いた
ゼウスはもうたったひとり
「これはなんでオリーブの樹じゃないんだい?」

オーケアノスの向こう
陽は落ちていき
夕日に赤みはないのに
今日一日を終えるということに
やっぱり
血が通うから

 

Re: 旅人かえれず - 宗祇

2017/01/03 (Tue) 04:47:32

「オーケアノス」は海の事でしょうか。「オーケアシス」と成って居る箇所が一つありました。誤植でしょうか。それにしても「旅人かえれず」はどうしても西脇順三郎の「旅人かえらず」と言う詩集を思い出してしまいますね。

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