投稿・批評掲示板
はなして - 凛
2016/01/23 (Sat) 17:50:25
は、
何という名前なんだろう。
千も万もある名前の中に
ただ一つしかない
あなたを認める
心がざわめく
なんということもなく
毎日が過ぎて行く
可もなく不可もない毎日
これが幸せと人は呼ぶけれど
し、
一度は考えたことがあるだろう死
けれども本当に死が何かを知る人はいない
死んで戻ってきた人はいないから
あるいは別のステージへと移るのだろうか
雨に濡れた花を一輪たむける
てっきり詩のことだと思っていたわたしは
大馬鹿野郎だ、それとも
詩と死はどこかで繋がっているのだろうか
どちらも未知の世界には違いないのだが
はなして、
ねえ、生きている間に
いっぱい話をして
その握りしめた手はどうか離さないで
そしてあなたは紡いで
この物語の続きを
次のだれかに手渡すために
Re: はなして - 中村果実
2016/04/28 (Thu) 23:03:28
凛さん、こんにちは。
綺麗な詩ですね。
美しい言葉とテンポの中に、「大馬鹿野郎」などの思い切った言葉が含まれていることでリズムや雰囲気が崩れ、色っぽいです。
「あなたを認める(認識)」「(心)がざわめく」
「雨に濡れた花を・・
など
脳とこころ、思想と行動の
微妙に場面が変わるところの表現が秀逸だと思いました。